モトコンポは車に積めるバイク

モトコンポというバイクが、1981年ホンダから発売された1200ccの車「シティ」のトランクに積んで旅先で移動できるようにというコンセプトでシティと同時に発売されました。このモトコンポは118.5cmという長さに42kgという小型モデルで、ハンドルとシートとステップを折りたたむことができ、横倒しに車に積むことができるバイクなのです。もちろん横倒しにしても燃料やオイル、バッテリー液などが漏れることがないよう設計されていて、シティにはモトコンポをトランクに積むときに利用できるようアンカーナットが装備されていたそうです。またホンダではモトコンポの他にも1967年にはMONKY(モンキー)というミニバイクを販売しています。こちらもモトコンポ同様車に積める様に燃料漏れ防止の機能や折り畳み機能のあるハンドルでした。ただ形はモンキーの方がずっとバイクらしく、いかにもミニバイクといったところ。それに比べてモトコンポはハンドルを折りたたむと四角い感じです。何せダンボール箱入りで売られていたバイクですから。

モトコンポ人気の火付け役はアニメ「逮捕しちゃうぞ」

モトコンポがでてくるアニメといえば、「逮捕しちゃうぞ」を思い浮かべることでしょう。バイクファンである原作者藤島康介が作中で使っており、この漫画を原作としてアニメやドラマになったのですが、モトコンポは当然出てきます。ただし作中ではエンジンが50ccから90ccにボアアップされていたり、警察車両らしく白と黒のカラーになっていたりと改造されています。主人公である美人女性警察官コンビの1人の愛車として、通勤や犯人逮捕時のカーアクションなど色々な場面でモトコンポが活躍するのです。モトコンポは1981年から1985年に当時8万円の値段で販売されました。販売当時はデザインからかあまり人気があったとはいえなかったようです。この逮捕しちゃうぞという漫画が掲載されたころは、もうモトコンポの生産は終了していましたが、この漫画のおかげで生産終了後モトコンポの人気が出たようです。

モトコンポの改造

モトコンポはもともと車に積んで旅先などでちょっと乗るためのバイクではなかったのでしょうか。モトコンポのオーナーは決まって「遅い」といいますが、車に積むことを考えて作られたバイクなので、速さを求めるのはどうかと思います。ですが、やはり乗る以上は速さを求めてしまうのですね。モトコンポの改造で多いのはやはりボアアップでしょうか。ボアアップとはエンジンの排気量を増やす改造方法で、ちゃんとモトコンポのボアアップキットが売られているんです。値段は25,000円くらいで手に入ります。50ccから57.5ccに排気量がアップするのですが、この差は大きいですね。ナンバーも黄色ナンバーになりますから制限速度も上がりますし、2段階右折もしなくていいですしね。ただあのモトコンポの車体を考えると、あまりスピードを求めず、トコトコ走ってもらいたいですよね。できればあまり車の多い道路ではなく、広い場所などのアウトドアで乗り回すバイクであっても良いと思います。

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